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2025/11/18
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底上げ |
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ここ数週間の間に見えてきたもの。 ・古代以前から続いている蹴落とし ふと改めて思った一言です。 「他者を貶め蹴り落としたところで自分自身が上がれるわけではないのに」 優秀な人材からうま味だけを奪取し、本人を貶めて消滅させるか、参考にしていないことにするか、死亡してから、奪取したものを自分のものとして発表するかたち。 これは侵略先の文化や文明を奪い、編集し、侵略先は破壊または滅ぼしたり、あらゆるものを禁止した後、自分達のものであったように歴史に残してきたかたちの延長です。 これを個人レベルや集団レベルで行う場合、実質的にはうま味を持っていた人材と、それを見つけて奪い取っただけの人材では雲泥の差があります。 これを実践し、延長上に居続ける場合、「成長していない」となります。 知識と言葉は立派であり、大変素晴らしい理念を語っていた会社に入ったら、全然違い、発信者もイメージと違った・・・というのはこの現れの断片です。 0から1を生む人材と、1から生み出せる無限を主張する人材では、全く異なることと同じです。 創造ができず、創造的と表現する人が、0を持ち合わせていないため、1から無限を生み出せる方が優秀であるとする考えを広めたい傾向がありますが、それが「 」の内容です。 これは「それは以前に発表している人がいる」「それは前から○○が語っている」ということは問題ではなく、その内容を全く知らない人物が、自力でそこに辿り着けたという能力を持っているということが、本来必要な評価基準です。 逆に、情報を先に知っているということは、0から辿り着けたわけではありませんので、別のものを探す必要がその人物にはあるのです。 人の可能性とはそういうところにあるのではないのでしょうか。 他者のものを参考にし、なぞり、編集し、奪っても、いっこうに自分から生み出した経験は積めないのです。 これは世界に用意されている元素などから、「新しい生命をつくる」ことを創造と勘違いしていることも含みます。 これは0からではありませんので、あくまで創造的な作業です。 ・準備中のカードに見えたもの 「一般コース」で使用するために準備を進めているカードの1枚には、個性的な人物を含めた人々が意見を出し合う光景が描かれています。 今日はこの一部を書いてみます。 全員に熱意があり、思考が燃え、地位の違いや、持っているアイデアの違いがあります。 このカードで出される注意の1つは「口論は新しい問題を生む」でした。 このカードでは、このような場面で必要なものは何か、求められているものは何か、といったことを助言されます。 これは現代の交流でも見ることができ、個性的な意見を対象にぶつける事で問題となる事象を見かけるでしょう。 その事象に対し、また複数の人々、そこにはまた別の個性が現れる場合もあると思いますが、意見をぶつけ合ったりし、口論というかたちが膨れたりする場合もあると思います。 このカードが示している場面は、複数の人物が関わっており、何らかのテーマがあり、そこに対する各意見があり、一部に個性があり、目標を共有している者とそうでない者がいる、という具体的な場面を示しています。 このカードを引いた場合、ここで必要なものは口論でも対話でもありません。 このような人間関係の課題が現れる場所は多く、普段は人と集まる機会のない方であっても、インターネット上の交流やコメントできる場所では見つけやすいでしょう。 私がここでポイントとしていることは、このカードが含まれているタロットデッキにおいて、この課題への取り組みは10ステップ中の5ステップ目に現れてくる事象であり、この現象は道半ばの段階であるということです。 この口論が問題を生み出す、そのような場面をクリアする、という段階の先には、まだまだステップが続き、各段階で現れる場面や求められていること、クリア条件は異なります。 ついでにお伝えすると、この5段階目はクリア条件を満たすまでにかなりの時間がかかります。 ・占いの場は啓示の場 タロットは、このように具体的な場面を客観的に観察し、そこにある要素や必要な情報を得ることができるツールです。 情報を受け取った後、生身の人間が各自、何らかのことを実際にしなければならないのだろう、ということはわかるでしょう。 占いとはそういうものであり、段階ごとに適切で正確な行動が伴わなければ現実は何も変えられません。 穴の空いたパズルを完成させ、これは完成で完璧であると呼ぶのであればよいでしょう。 同じピースが抜けている人には、称賛され承認してもらえるかもしれません。 個人で実践するにも個人の能力が必要であり、他者が関わっている場合にはより困難です。 しかし個人個人の働きは決して無駄になることはありませんし、私は個人の個人的成長の影響は絶大であり、真に成熟した世界への希望であると考えています。 ・注意点 今回紹介した内容ですが、基本のキをおさえた上で考慮して下さい。 使用するタロットデッキによって表現も、意味も、お伝えできる内容も異なり、更にこのカードが含まれているデッキでの占いを希望され、このカードを78枚から引き当てた場合にのみ、そして私の作成したマニュアルを使用した占いの場合にお伝えするものになります。 占いの場で受け取る情報とは、それだけの偶然という必然の上に現れているのです。 このような現象と、実際の自分の現状が一致した時、あなたはその奇跡的な現象を体験している当事者になっているという事実自体に気づき、素直に面白いと思えそうですか? それともそのような場であっても、違うことに注意を向けがちになりそうでしょうか。 ・底上げ ふと思った一言の後、カードの解読が終わり、それからしばらくして思ったこと。 「人類全体の底上げが必要だ」です。 これはたった1つの究極の何かによってではなく、世界の各国、地域、小さな集団、日常の関係性の中で各自でできることです。 そこに膨大な知識や情報は必要ありません。 普段の生活空間内、普段関わる関係性と環境の中で十分進めることができます。 これは人が作った、いつまでも解決されない不平等なもの、お金などの人の支配下にあるシステムに関係なく、全ての人が常に平等に与えられている学びのシステムです。 それは既に、常に、手元や身近にあります。 そこにはあなたがそこに生まれた理由さえ、見つけ出せるかもしれないのですから、身近なものを大切にしましょう。 また数種類の何かを広めるために、それがどのような最優秀であるとされる何かであれ、侵略的にそれが不必要な人々へ届けたり、刷り込むようなこともせずにできることです。 そのような拡散や数を増やすようなことをする必要は、それをする人が必要だと思うことであり、される人には必要でない場合も十分にあることは忘れてはなりません。 (以前、広告に上がってきたもので、無料の資料を希望しただけで、会員費は無料ですが、永久会員となるものがありました。 無料の情報を希望し、家に郵送して貰うと会員になり、その思想を実践形式で刷り込まれ、会員の数にカウントされるものです。) 例え世界で数える程の最優秀とされるものが一生懸命に発信しても、それが万人の一瞬一瞬に合致することはありません。 一人一人の影響力と可能性を過小評価する人程、自分の優秀さを声高に何度も何度も、広く発信するものです。 「なぜ、あなたの話しを見聞きしなければならないのか・・・」 インターネットに強制的に載ってくる記事に、そう思うことがあっても自然な感情です。 ・個人個人の底上げ 一人ででもできます。 ただし他者や複数の人と関わる必要がある場面もあります。 孤独はよいですが、完全な孤立はやめましょう。 進められなくなる時が来るからです。 ただし一人が必要な場合もあります。 柔軟さを持ち、他者の柔軟さも許しましょう。 あなたが一段でも上がるということの影響を過小評価しないでください。 最後に印象に残っていて時々思い出す言葉 「話し過ぎる人は、相手の想像力を過小評価している。」 |
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