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   ジオマンシーとは

ジオマンシーの故郷はアラブ世界

直訳すると「土占い」です。
「地」は、最も堅固で、物質的、現実的とされており、その「地」のパワーを使う占いとなります。
アラブ文化圏では、ジオマンシーを「砂の科学」と呼ぶそうです。
元々は、大地を棒で突いたり、大地に線を描くことによって、運勢を読み解く占いであったことに由来しています。

人々の暮らしの中のジオマンシー

イスラム教でもキリスト教でも占いは禁じられていますが、天使ジブリールから教えられたというストーリーを用いることで、行ってもよいものとなった、というお話しがあるようです。

占いを行うためのストーリーを用意することは、タロットなどのカード占いにおいても現代で見られます。
天使や聖人をテーマにしたもの、仏や菩薩をテーマにしたもの、各宗教や文化をテーマにしたもの、ハーブやカラー、パワーストーンやヨガ、絵画や特定のキャラクター、動物や自然、心理学や化学など、占いという直接的な表現ではなく、自分たちが認められている範囲でそれなら使用してよいと許可していたりします。
実際に行っていることは占いなのですが、名称を変えて別物として表面を変えているものもあります。

ジオマンシーは、中世とルネサンス期のヨーロッパで大流行し、貴族から庶民まで行っていたそうです。
占いというものは特別に珍しく、異端なものではなく、文化交流の一役を担っていた、人々の暮らしの中に自然に溶け込んでいるものだったのです。
現代よりももっと身近に楽しめていたのではないかと思います。


 ジオマンシーの特徴

ジオマンシーは現実的で具体的な日常の問題に適しています。
現実の生活をよりよくしていくために、地に足の着いたアドバイスが得られます。
ジオマンシーのメッセージはシンプルでわかりやすいため、タロットと共に使用することで、より情報が身近で具体的になり、日常に活かしやすくなると思われます。

私の占いの場では、タロットの場合はストーリーやカードの絵柄を読み解くことを重視しており、運勢、運、吉凶、方角、相性といった、まさに占いっぽい言葉はほぼ使用しませんが、ジオマンシーには元々そのような意味が設定されているため、占いらしい結果の伝え方となります。

ジオマンシーの歴史

9世紀頃にアラビア半島で生まれた古い占いです。

アラブ世界で生まれたジオマンシーは、イスラム教の広がりと共に伝播し、サハラ砂漠より南アフリカ各地へは10世紀に、ヨーロッパに上陸したのは11世紀のことだそうです。
ヨーロッパに伝わる頃には、紙とペンを用いるスタイルが標準的なものになっていたそうです。

私のところでは、石を用いて行います。
石は何でも良いのですが、瑪瑙が揃えられたためこちらを使用します。
※瑪瑙であることには何の意味も意図もありません



中世ヨーロッパでは、キリスト教以外の価値観が排除され、占いももってほかとなりました。
人々の運命を握っているのは唯一神だけであり、神々との仲介者は教会でなければなりませんでした。
そのような時代でも、ジオマンシーは大流行していたそうです。

神々との繋がりだけでなく、本来全ての人が自分に見合ったところに繋がっています。
それはこれまでも、今もそうであり、あなた自身の自覚になくそうなのです。
私の行う占いは偶然の事象から啓示を読み解くものに限定しておりますが、世界の全ては必然が偶然の皮を被っているだけ、としか思えないようなことの連続です。
そこからどれだけのものを受け取り、日常の実践を通して身に付け、存在そのものを高度にしていけるのかで、一人一人が繋がっている先は変わるのです。
占いや霊的なものが排除されてしまったことで、人そのものの可能性も摘まれてしまっているのです。

12世紀初頭には、スペインで最初の翻訳書が出版されました。
「砂の科学」という名を、エレメントの「地」に結びつけ、「土占い」と訳出したそうです。

ここでも占いは禁句だが科学は良いとなっているのです。
科学という皮を被せた占いです。
これは環境や教育、文化がそうさせているだけです。

ヨーロッパがルネサンス期を迎えると、中世的な抑圧から解放された人々の間で、ジオマンシーはいっそう盛んになったそうです。

本来人は霊的な生き物であり、物質だけでできている生命体ではありません。
しかし証明し承認されなければ語ることができないのです。
自分達が霊的であることを、本来そうであるものを、そうであると体現することに許可や承認が必要であるというのが人の世界です。
それは本来あってよい欲求であるため、抑圧という表現が使用されるのもおかしなことではありません。
自分が本来備えている部分なのですから、それらは求めて良いもの、求めることは自然なことです。

19世紀になると、ナポレンオンの栄光とジオマンシーが結びつけられて語られるようになりました。
ナポレオンはタロットやジオマンシーなどを活用した伝承が残っていたりします。
ジオマンシーは社交界のディナーで必ず話題になるほど流行したそうです。

20世紀には、ゴールデンドーンがジオマンシーに着目しました。

現代でも欧米では語ったり、実践したりしている人の話しもあるそうです。
ハリーポッターシリーズでは、二人の人物の名にジオマンシーのシンボルが見られ、性格が象意の通りになっているそうです。



カードと石に実際に触れながら、自分自身を探究してみて下さい。